[H27]NPO法人 ごせまちネットワーク・創(御所市)

御所まち 町家の魅力を 形と声にする



今回の活動の目的

•伝統的町家が150軒
•近年、空家・空地が目立つ
•空家対策法→空家は税金が高くなる!?→売り空家が目立つ

 
①町家を、住民が次世代に受け継ぐべき物として再認識、共有する
②将来的に、町家保存を目指した建て方等のルールづくりを目指す
③地域の人材が、町家の保存や活用にかかるコミュニティビジネスを創造し、地域内でのお金の循環する仕組みを作り上げる。



活動内容
(1)町家活用の学習と課題を共有する
  (町家キックオフセミナー)
(2)御所まち町家の活用に向けた検討と社会実験
  (町家活用検討会)
(3)御所まち町家の声を言葉にしよう
  (町家の声物語づくり)
(4)町家の魅力発見発表会
  (町家ハーフタイムセミナー)



(1)町家活用の学習と課題を共有する(町家キックオフセミナー)

<8月29日実施>
・全体で70名が参加
・うち空き家所有者 約10名 →30件にダイレクトメール(市内2/3、大阪、東京)

① 行政担当者による空家対策法の講演(県住宅課)
・町家所有者が空家対策法を正しく認識

② 空き町家の活用の取り組み実践例の紹介
・上田琢也さん(今井まちなみ再生ネットワーク理事長)
・空町家の活用事例紹介。

③ 参加者によるワークショップ
・空家になった、なりそうで困っている
・このような意見交換や知識を得る場がもっと欲しい
・色々なことを相談したりできる場がほしい




(2)御所まち町家の活用に向けた検討と社会実験(町家活用検討会-町家カフェの実験実施-)

①空き家化している町家を活用
・もともと万年筆を製造していた家
・過去に製造していた貴重な万年筆を展示、説明

②人通りの確保
・毎年11月に御所まちで実施されるイベント「霜月祭」に合わる
・プレ開催(テスト)と平常時に1日開催

③周辺の住民が参加
・準備段階の清掃、設営
・当日の運営、案内、呼び込み






(3)御所まち町家の声を言葉にしよう(町家の声物語づくり)

①内容
・参加者が発する言葉を紡いで「町家の声」として物語を作成
・朗読劇(ラジオドラマ)を制作

②手順
・地域住民により朗読劇の内容を作成し、作家がドラマに仕上げる。
・まちづくりに参加が少ない、御所まちの女性が朗読にチャレンジ。
・音源をCDにまとめる。公表・公開。







今年度の達成目標
達成と今後の課題

●町家の新たな活用に向けた動きを、生み出せた
→今後、どのようにフォローできるか?
やりすぎてはいけない。が、放置もいけない。
→他の空き家への波及。そもそも町の魅力を高める動きが必要。

●町家の声を紡いだラジオドラマを通じて御所まちの魅力を知る
→女性たちが参加してくれた。これを継続的にしていくべき
→ラジオドラマのCDでPRしていきたい。

●来年度以降への活動
→町家を抱える人が「どうしたらいのか判らない」状態にいる
お金も、知識も、相談先もない。
→気軽だけど真剣に相談できる場をどうつくるか?